non-no専属モデル・新木優子と大杉漣が震災後の映画『風のたより』

【芸能ニュース】 平成二十八年一月三十日に東京・渋谷にて映画『風のたより/プロジェクト ドーン』の舞台挨拶が行われ、出演者の新木優子(癸酉)、佐生雪(丁丑)、柳俊太郎(辛未)、秋本祐希(丙辰)、主題歌を歌ったハジ→(辛酉)、そして監督の向井宗敏(甲寅)が登壇した。ロケ地である仙台でプレミア先行上映を行い、予定していた期間の三週から六週まで延長し上映を行っていた。


主演の新木は大杉漣(辛卯)が演じる健の孫役だ。情報誌「ゼクシィ/リクルート」の八代目CMガールを務め、雑誌「non-no/集英社」の専属モデルやドラマ「監獄学園-プリズンスクール/MBS」にも出演。舞台挨拶に来れなかった大杉は、舞台挨拶にメッセージを送った。「映画、風のたよりは向井監督渾身の一作だと思います。この作品はロケ地、仙台の皆様の大きなお力添えがあり実現した映画です。短い期間の撮影でしたが実に素敵な現場でした。人は一人であり、そして一人ではない。そんな事を感じました。」と。



<ベテランと新人が織りなす現場の雰囲気>

 登壇した出演者達が口にしていたのは“現場の雰囲気”。大杉等のベテラン俳優達が雰囲気を作り、初主演であった新木達の緊張をほぐしていた。登壇した際の出演者達の掛け合いは、作品の中で描かれている家族の様な絆を感じた。特に新木と佐生は本当の姉妹の様に思え、劇場全体の雰囲気を明るくしていた。ハジ→も仙台出身のアーティストで、二十五年三月にシングル♪『Only One。/Universal Music Japan』でメジャーデビューし、二十七年四月に♪『君と。/同社』をリリースした。レコチョク、iTunes、Uta-Net等のDL系でデイリ ランキング等で十二冠を達成。レコチョクのウィークリ ランキングでは一位を獲得する等と立て続けにヒットを記録しているシンガーソング エンターテイナだ。


他には、映画「るろうに剣心(二〇一二)/ワーナー・ブラザース映画」や映画「深夜食堂(二〇一五)/東映」、大河ドラマ「徳川慶喜/NHK」等に出演した仙台出身の平田薫。ミュージシャンや舞台製作、番組製作等行っている役者の井田國彦。映画「テラフォーマーズ(二〇一六)/」に出演する加藤雅也等。



<どうせ無理が口癖の主人公>

 舞台挨拶で特に引き込まれたのは、やはり新木。一目見て彼女には人を惹きつける何かがあると感じた。舞台上での彼女はハキハキと話をし、初主演の女優とは思えない堂々とした立ち振る舞いを見せた。そして、母親役を演じた秋本である。秋本は高校在学中に女優、ファッションモデルとしてデビューをし、ファッション誌のモデルとして活躍している。秋本から大人の女性の魅力を強く感じた。三十七歳(報道現在)とは思えぬ外見と落ち着き。個性の強い出演者達が演じた映画『風のたより』には期待が高まる。


故郷仙台を離れ東京でくらすくるみ(新木優子)は友人達とカフェを開くはずだったが、急遽、断念することになる。そんな折に、祖父の健(大杉漣)が倒れてしまい病院に駆けつける。健が震災後に閉じてしまったお店を再建しようとしていた矢先のことだった。検査が済んでいるにも関わらず、知人である医師(加藤雅也)にしばらく入院させてほしいと相談した健はある決断をし、お店の開店準備をやってほしいとくるみに告げる。しかし「どうせ私には無理...」といつもの口癖が出てしまい途方にくれるくるみ。自分の生きる道を見出して欲しいと願う健。二人に残された時間はあまり長くはなかった。

ネガティヴ女子が”自分にしか出来ない事”を見つける。


撮影記者:岡村

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