ジャニーズJr.安井謙太郎が初主演の映画『二ート・ニート・ニート』で魅せるクズっぷり

【芸能報道】 平成三十年十一月十四日に映画『二ート・ニート・ニート/ スパイラル・ピクチャーズ』の公開直前イベントを開催した。登壇者はジャニーズJr.の安井謙太郎(辛未)、同じく森田美勇人(乙亥)、MEN ON STYLEの山本涼介(乙亥)、脚本家でもある女優の灯敦生(甲戌)、本作の宮野ケイジ(乙巳)監督と原作の三羽省吾(戊申)の計六名。


安井は初主演となる本作の公開は二十三日。デビュー作「太陽がイッパイいっぱい(二〇〇二)」で、第八回「小説新潮長編新人賞」を受賞した三羽による同名小説を「夢二〜愛のとばしり(二〇一六)/ベストブレーン」で監督・脚本を務め、十月より公開した知英(甲戌)が主演の「殺る女/プレシディオ」の宮野監督が映画化したもの。


広大な夏の北海道を舞台に苫小牧、札幌、稚内、釧路、清水、帯広、えりもと総移動距離三千三百㌔㍍を超える縦横無尽な逃避行を繰り広げる。


 主演の安井は「緊張していますが、ニートの様にだらだらとした時間を皆さんと過ごせたらと思います。」とファンに向け挨拶。完成した本作を初めて観た時の感想を問われ、「初主演だったのですが、気負いする事もなく、楽しく撮影ができました。スタッフ一同チームの様な感覚で撮影する事ができたので、要約この作品を届けられる事が本当に嬉しいです。」と心境を吐露。三羽は「正直、皆イケメン過ぎるし綺麗だし、どうかなと思っていたんですが、観てみるとなかなかのクズっぷりで素晴らしかったです。」と三者三様の二―ト達の姿に太鼓判を押した。


山本は「(本作を観たのは)撮影が終わってから一年位で。懐かしい気持ちになりながら観てましたね。」と感慨深い様子で語った。敦生は「最初の試写を観た時は、自分が出ていないシーンを目にするのも初めてだったので、こんなに(登場する二―ト達が)クズなのに愛らしい感じがあって。三者三様のクズっぷりが素敵でしたね。」と魅力を語った。


 安井は「僕ら男三人衆は銭湯巡りにハマって。各地で有名な銭湯を聞いては巡っていましたね。」と撮影現場でのエピソードを振り返る。山本は「美勇人くん、露天風呂に入っていた時、素っ裸で蜂と戦っていたところを見たことがあって」と暴露。森田は「一人で(露天風呂に)入っていたと思ったら、山本君も同じお風呂にたまたま入っていて。お湯に浸かっていたら蜂が飛んできて。近くに網があったので、とっさに網を掴んで全裸で蜂を捕まえようとしていたら、やまもーが爆笑していて。」と振り返り、会場は爆笑の渦に。


イベントの最後には、「何より北海道で上映できるのが、本当に嬉しいです。撮影の前年度には大変な水害があったりして、その爪痕が残っている中で我々が撮影をさせて頂いた経緯があったので、より多くの方に、北海道の素敵なところに気づいて貰えたらな、と思います。恩返し出来たらいいなと思います。」と監督。「北海道では、つい最近も災害があったばかりなので、僕らのこの映画がどこまで力になれるか分からないですが、誰かの背中を少しでも押せる様な映画になっているかなと思います。公開まで一丸となって映画盛り上げていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。」と安井はメッセージを贈った。


=STORY=

代わり映えのない会社勤め、パソコンに向き合う日々。「俺…会社、辞めようかなって…」。退屈な毎日にうんざりして仕事を辞めてしまったタカシ(山本涼介)。

そんな矢先に高校時代の同級生・レンチ(安井謙太郎)が彼のもとを訪ねてきた。「北海道行くべ!」話を聞くとレンチは危ない筋の関係の女性に手を出してしまったという。レンチはタカシに加えて自家用車を持っている、同じく元同級生のキノブー(森田美勇人)も強引に巻き込み、ニート三人の逃避行が始まった。


道中、レンチが出会い系サイトで知り合ったという女性と待ち合わせをすることに。しかし待ち合わせ場所にいたのはまだ幼さの残る少女だった。月子(灯敦生)と名乗るその少女に主導権を奪われた一行は、彼女に従って北海道の各地を転々とすることに。旅の目的を一切明かさず三人には全く心を開かない月子だったが、その表情はどこか悲しげだった。

そんな旅の途中でレンチはまたしてもトラブルを引き起こし、北海道でも追われることに。果たしてニートたちは危機から逃げ切ることができるのか…

月子が抱える秘密と旅の目的は一体何なのか…?


写真提供: スパイラル・ピクチャーズ

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