ハウスコムが二回目の『ビジネス コンテスト』、AI活用等の学生アイデア三選

【ビジネス報道】 ハウスコム(3275.JQ)は、平成三十年十一月二十五日に本年で二回目となる大学生を対象にした『ビジネス コンテスト(BC)決勝戦』を開催した。同社は「不動産テックを活用した部屋探し オンライン内見やAIで部屋探しができる「mybox」等の不動産テックのサービスを積極的に展開している不動産賃貸仲介大手。


AIの活用による合理化が進み、仲介業者の役割が変わろうとしている中で、今回掲げられたテーマは「人でないとできないマッチングとは?人が介在する意味のあるコミュニケーションを考える」。同BCは、まだ余分な知識や経験がない学生達のアイデアを事業会社であるハウスコムが本格的にビジネス化するもの。昨年のBCで採用された学生アイディアは、実装に向けて既に同社で進めている。


 審査員は写真の田村穂(乙巳)代取、 大東建託「賃貸未来研究所」の宗健(壬子)所長、「日大」スポーツ科学部の清水千弘(丁未)教授、「中央大」戦略経営研究科の榊原清則(己丑)教授の計四名が登壇した。今回は予選から選出された計三チームがエントリし、予選のフォードバックを元にブラッシュアップされたアイデアを二十五分間に亘ってプレゼンを行った。


一チーム目は、AIで近所に住んでいる趣味・思考が合う人をマッチングし、新しい近所付き合いのあり方を考えた。同社がAI等を活用し、住居を通じて、異なった人同士を結びつけるコンシェルジェ的な役割を果たす事で、当該エリアに住んでいる人達が「如何様な趣味・思考を持っているか」をデータ習得できる。


二チーム目は、若者へのアプローチが弱い不動産業界に対し、部屋に新しい付加価値を提供する「アニメの部屋」を作り、アニメの主人公の部屋で暮らす事を実現させたり、部屋を人々が集まるコミュニティに成長させていくアイディア。


三チーム目は、 日本への観光客の増加に対し、宿泊施設が足りない問題と日本の至る場所で寺院が仏教離れによる経営難を起こしている問題の二つに注目し、「寺院を宿泊施設として提供しながら日本文化を学んでもらう」というアイディアを提案した。


写真提供:ハウスコム㈱

0コメント

  • 1000 / 1000