一ヶ月で二百三十億円の映画『芳華-Youth-』、文化大革命や中越戦争時の若者を描く

【芸能報道】 平成三十一年四月に公開予定の映画『芳華―Youth―/アットエンタテインメント』の邦題が決定し、ポスタが解禁された。報道現在で本国の中国では、公開から一ヶ月で二百三十億円を突破した。中国の映画市場は本年、米国を抜いて世界一位。


監督は「中国のスピルバーグ」と呼ばれ、俳優でもあるフォン・シャオガン(馮小剛、戊戌)。映画「女帝[エンペラー](二〇〇七)/ギャガ」や「戦場のレクイエム(二〇〇九)/ブロードメディア・スタジオ」等を撮ってきた。


第十二回「アジアン・フィルム・アワード」で作品賞を受賞した本作では、激動の七十年代として昭和四十一年から十年間も擁した文化大革命、中国共産党の初代主席である毛沢東(癸巳)の死、そして昭和五十四年の中越戦争を描く。時代や国を揺るがす事件が立て続けに発生した激動の中国の七十年代に、その時代の波に翻弄されながらも真っ直ぐに逞しく生きていく若者達の美しく切ない青春の日々を描き出した。


 何十年にも亘る二人の関係を軸に、文工団の若者達の初恋と交錯する切ない想いが、心に沁みる美しい音楽と踊りに彩られ、描かれる青春ラブストーリ。フォン監督は、アクションからロマコメ等の多彩な作品を生み出す。原作は「シュウシュウの季節」「妻の家路」で知られる中国系アメリカ人のゲリン・ヤン(厳歌苓、戊戌)。シャオピンが一途な想いを寄せるリウ・フォンを演じるのは染谷将太(壬申)主演の映画「空海―KU‐KAI―美しき王妃の謎(二〇一八)/東宝=KADOKAWA」で白楽天を演じたホアン・シュエン(黄軒、乙丑)。 


トレーラは台詞が一言もなくアートだ。


=ストーリー=

 昭和五十一年、軍で歌や踊りを披露し、兵士達を慰労し、鼓舞する歌劇団「文工団」に夢と希望を持った十七歳のシャオピン(ミャオ・ミャオ)が入団。農村出身で周囲となじめずにいる彼女の唯一の支えは、模範兵のリウ・フォン(ホアン・シュエン)だった。

しかし、時代が大きく変化する中、ある事件をきっかけに、二人の運命は非情な岐路を迎えるー。


=クレジット=

『芳華-Youth-』

4月、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開

配給:アット エンタテインメント

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画像提供:アットエンタテインメント㈱

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