生誕二百年、映画『ヴィクトリア女王 最期の秘密』で魅せる愛

【芸能報道】 平成三十一年一月二十五日より英米合作の映画『ヴィクトリア女王 最期の秘密/ビターズ・エンド、パルコ』が公開される。アカデミ賞受賞の名優ジュディ・デンチ(甲戌)が二度目の英ハノーヴァー朝第六代のヴィクトリア女王(己卯)を熱演する。一世紀を経て明かされる、女王の晩年を輝かせた真実の物語。


本作は第九十回「アカデミー賞」の衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞と第七十五回「ゴールデン・グローブ賞」の主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされた。監督はスティーヴン・フリアーズ(辛巳)。昨年にはBBCのTVシリーズ「英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件」を監督した。


六十三年に亘って君臨した女王の威厳や繊細さを魅力的にジュディが熱演する。アブドゥル役に抜擢されたのは「きっと、うまくいく(二〇一三)」で印象深い演技をみせたインドの若手実力派アリ・ファザル(丙寅)。フリアーズ監督とデンチは「あなたを抱きしめる日まで(二〇一四)」以来のタッグ。


脚本は「リトル・ダンサー(二〇〇一)」のリー・ホール(丙午)、撮影を「英国王のスピーチ(二〇一一)」のダニー・コーエン(癸卯)が務め、英国最高級のスタッフが集結。また、実際に女王が愛した離宮「オズボーン・ハウス」で映画として初めて撮影を敢行。加えて、史実を基に細部まで拘られた華やかな衣装、数百人ものエキストラが登場する壮観の王宮儀式を実現。女王が生きた当時の生活が息を呑む程のスケールで映し出される。ヴィクトリア女王は本年、生誕二百年を迎える。


=ストーリー=

1887年、インドが英領となって29年目。アグラに住む若者アブドゥル・カリムは、ヴィクトリア女王の即位50周年記念式典で記念金貨“モハール”を献上する役目に任命され、もう一人の献上役モハメドと共に英国へ渡ることになる。

18歳で即位してから、長年女王の座に君臨してきたヴィクトリア。細かく決められる1日のスケジュール、思惑が飛び交う宮廷生活…心休まらない日々を送っていた。そんな中、金貨を献上しに現れたアヴドゥルに心を奪われる。物怖じせず、本音で語りかけてくる真っ直ぐな彼を気に入ったヴィクトリアは、祝典期間中、従僕にすることにした。インド皇帝でもありながら、現地に行ったことがない女王は、アブドゥルから教えてもらう言葉や文化に魅了されていく。次第に、身分も年齢も超えて強い絆が芽生えていくが、周囲はふたりの関係に猛反対。やがて事態は英国王室を揺るがす大騒動へと発展していく。


=クレジット=

出演:ジュディ・デンチ、アリ・ファザル、エディ・イザード、アディール・アクタル、マイケル・ガンボン

監督:スティーヴン・フリアーズ

脚本:リー・ホール

音楽:トーマス・ニューマン

撮影:ダニー・コーエン

プロデューサー:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ビーバン・キドロン、トレイシー・シーウォード

2017 年/ イギリス・アメリカ/112 分/カラー/シネスコ/原題:Victoria&Abdul

ユニバーサル作品

配給:ビターズ・エンド、パルコ  

©2017 FOCUS FEATURES LLC.


画像提供:㈲ビターズ・エンド


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