日本財団が若手向けに資金提供、新番組『十億円会議』

【社会報道】 日本財団(会長:笹川陽平)は、平成三十一年一月十五日よりAbemaTVにて新レギュラ番組『十億円会議』を開始した。目的は社会課題の解決を目指し、世の中に変革を起こす事業を生み出したい人を応援する事。


番組ではMCにアーティスト・デーモン閣下、サブMCに傳谷英里香。審査員はお笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右、元NHKアナウンサ・堀潤、ファッション デザイナ・渋谷ザニー、経営者でキャバ嬢・桜井野の花、十九歳で起業した藤田志穂、評論家・古谷経衡の六名。毎回五人で審査する。


提案者は企画案を会議でプレゼンし、審査員全員の合格判定の後に日本財団が審査を行う。今回、番組の為に日本財団が用意した資金は十億円。その中から企画案に必要な事業費を割り当てる。十五日の初回の会議では、予算が九千万円の「移動型バンジー(三十代男性)」と四千万円の「移動型ナースステーション(女性看護師G)」の二組が提案したが、審査員全員の合格とはならなかった。


企画案自体は、十五日現在で二百二十六件が既に寄せられている。募集は昨秋から行った。今回は個人色の強い提案に注目している模様。日本財団は他にも「ソーシャル イノベーション フォーラム」を開催していたが、最優秀賞等はチーム企画を優先していた。笹川会長(写真最上)は「事前に行った藤田社長との対談では、会議を利用して大きなイノベーションを目指す事で意気投合した。若い人が自分の為ではなく、他人を幸せにする明るく意外性のあるアイデアを寄せてくれるよう期待している。」と胸中を明かした。


撮影:岡本早百合

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