【スポーツ報道】 平成三十一年一月三十一日に東京・六本木にてTSIグルーブアンドスポーツ(代取:仙座学)は、『パーリーゲイツ設立三十周年フューチャーGOLFツアー二〇一九協賛記念プレス発表会』を開催した。元年から展開しているパーリーゲイツは同社のゴルフ ウェア ブランド。コンセプトは「もっと気軽に楽しくゴルフをしよう」。
昨今、ゴルフ人口は激減している。「レジャー白書二〇一七/日本生産性本部」によると、ゴルフのコースで年に一回以上プレーした事があるユーザは五百五十万人。一年で三割弱、ピーク時の三割まで落ちた。女子の方は、やや持ち直しの観があるが男子の方は手厳しい状況だ。仙座代取は「是非、男子を盛り上げたい。」と男子のプロに元気が無い点を指摘した。
一月に国内男子「ジャパン ゴルフ ツアー選手会」の新たな選手会長に就任した石川遼(辛未)プロ等は、現況を打開する施策の一つに本ツアーを発案。特徴は選手とジュニアが一緒にコースを回れる点だ。通常の試合ではプロ三名を一組としてコースを周る。だが本ツアーではプロ一名とジュニア二名が一組となる。ジュニアにとっては間近でプロの試合に触れる事ができる。石川プロは「本気でやっている姿を肌で感じて貰えたら。」と期待を込めた。
狙うは観客数・ファン数の増、ゴルファの増とゴルフ場の活気。本ツアーのプロは試合なので賞金が出る。日本ゴルフツアー機構(JGTO、会長:青木功)も協力し、競技委員も出す。ジュニアの方は、地域トップレベルの選手を選定するので地域活性化にも貢献を期待。トーナメント非開催の地域に出向いていく。石川プロは本ツアーが「長く続いていく事」を重視。精進していく。
応援サポータには歌手・郷ひろみ(乙未)が就任した。郷自体は十九歳で宮崎にて初ラウンド。ゴルフを「人生に似ている。良い時もあるし、悪い時もあるし。」と話した。また「僕みたいなアマチュアでも長く長くできるスポーツなんじゃないかな。」とゴルフの魅力を伝えた。当日はパーリーゲイツの新作を着た男子プロ二人のファッションに対抗すべく豹柄のジャケットとタイで登場した。
更に郷はプロ達にドライバで飛距離を伸ばすポイントを聞いた。石川プロは「グリップを軽く持つ事。」と握り過ぎない点を指摘。他には「自分に合ったクラブ選定で十㍎」や「利き手と反対で素振り」という指摘が挙がった。
本ツアーは四月五日から千葉、二十六日から静岡、六月二十一日から兵庫、八月二日から北海道で開催される。全て二日間。韓国は既に進出しており、米国進出を目論む同社の親会社であるTSIホールディングス(3608.T1)の三宅正彦(乙亥)代取は、「(グループ内に)十九の会社がある。(同社が)ゴルフだけでなく、スポーツ全般に。」とウェアの競技増を望んだ。
尚、三宅代取は東京コレクションの中核「ファッション・ウィーク東京」を主催するファッション・ウィーク推進機構の理事長も務めている(報道現在)。
記事:荒田雅、撮影:金剛正臣
0コメント