単体でエフェクト可な「トランス アコースティック™ギター」からクラシック&スモールが追加


【ビジネス報道】 平成三十一年三月十五日にヤマハ(代執:中田卓也)は、 ギターの内部に「アクチュエーター(加振器)」を搭載する事によってアンプを使わずにリバーブ等のエフェクトをギターの生音に付加できるアコースティック ギター「トランス アコースティック™ギター」の新製品『CG-TA(画像上)』『CSF-TA(画像下)』を発売する。

初年度の販売数はクラシック ギターがベースの前者が三百四十本、スモール サイズの後者で百二十本を見込む。



同ギター群はデジタル技術を使った機能を持ちながら、発音はアコースティック楽器と同じ方式で行うヤマハ独自の技術「TransAcoustic™」を搭載したアコースティック ギター。最大の特長はアンプやスピーカーを用いずに、ギター本体だけでエフェクトをかけた演奏ができる事。生音とエフェクト音が一体となってギター全体で響き、自然で心地良い響きを得られる。


電気信号に変換された弦振動が、エフェクトをかけた状態でボディの内部の「アクチュエーター(加振器)」に伝わり、ギター全体を振動させる構造を採用し、ギター本体だけでエフェクト音を発する事ができる。エフェクトは、重層的な音を発する「コーラス」と残響音がかかる「リバーブ」の二種類を搭載。


電装システム(操作スイッチ、電池ボックス)はシンプルな形状を採用。音に影響を与えるボディへの加工を最小限に留めた。アンプやPA機器にも繋げるので、エレクトリック アコースティック ギターとしても演奏ができる。


前者ではノンカッタウェイ仕様を採用。微妙なタッチや音のニュアンス、強弱の差によって多彩な音色を表現するナイロン弦の魅力をトランス アコースティック機能が一層引き立てる。後者はクラシック ギターを一回り小さくした抱え心地の良いボディシェイプ。フィンガリングしやすい六百㍉㍍の短い弦長を組み合わせたモデルだ。コンパクトながら、フルサイズのギターの様な豊かな鳴りを実現し、トランス アコースティック機能を搭載した事で、より心地良い音空間に包まれる。


画像:ヤマハ㈱

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