初主演の山本舞香の“フレーム感覚”が◎だった映画『桜ノ雨』

【芸能ニュース】 平成二十八年三月五日に東京・新宿にて、映画『桜ノ雨/AMGエンタテインメント』の初日舞台挨拶が行われ、映画初主演となった女優・山本舞香(丁丑)、モデル・女優の久松郁実(丙子)らキャスト四名と、本作で二作目となった監督のウエダアツシが登壇した。舞台挨拶中にウエダ監督より山本へ初主演の女優としての卒業証書が、演技等を称える手紙の朗読の後に手渡され、山本は「監督からこんなに誉められると思ってなかった。」と目頭を熱くした。


本作はミリオンヒットしたボーカロイド楽曲♪「桜ノ雨/halyosy」を原案にした合唱小説の実写版となる。同楽曲は、今や卒業シーズンに学生達に歌われる程の定番曲となっており、同小説は二十万部超のベストセラーになった。ボカロ楽曲→書籍→映画の展開は、史上初となる。挨拶の開口一番で山本は、初日を無事に迎えられたコトを喜び安堵した。初主演となった感想をプレッシャが凄くあったとするも、「他のキャストの皆さんとリハーサルをしていく内に仲良くなって、凄くお芝居のし易い現場だった。」と述べた。山本と同じ男子を好きなった役を演じた久松は、「もし友達と好きな人が被ってしまったら、譲ると思う。」と謙虚な発言。



<合唱の実力はコンクール並みに>

 山本が演じた未来は、内気で自己主張が苦手な十七歳の女子高生役。舞台は静岡。三十五名の合唱部がコンクールで金賞を目指す。そのタメに高度な曲が用意されるが、ハードな練習で部内がバラバラに。コンクールが迫る中、未来のひたむきな想いが部員の心を動かし始める。そして合唱部に大きな決断の時がやって来る―――。劇中では十曲が使用された。映画館の大きなスクリーンと大きな音ではごまかしが効かない。合唱のクオリティに注目されたい。ウエダ監督は、劇中の純粋な高校生達の存在を疑ったが、肯定する。「それはおじさん世代の偏見」と。


昨年に開催されたアジア最大級で、国内最上の映画祭「第二十八回 東京国際映画祭(TIFF)/ユニジャパン」にもパノラマ部門で出品された本作。パノラマ部門は、公開前の個性的な最新作をプレミア上映するモノ。TIFFでは、観客を前に実際に出演キャストらが合唱した。山本は部活少女で小学生の頃は空手で優勝した経験をもち、中学生の頃はソフトボール部で日焼けで真っ黒になるまで練習していた程、部活にのめり込み、本作の女子高生達に共感する。初めは、高い声が上手く出せなかったが、別の仕事の合間や夜遅くの練習に励んだ。ウエダ監督は山本を“フレーム感覚”が素晴らしいと褒めた。カメラのレンズサイズやワークが分かっているかの様に、芝居がハマるコトが多かった点に驚きをみせた。又、キャストが何十回も歌い続ける程の過酷な撮影だったと振り返った。(一部、パンプレットより引用)


尚、『桜ノ雨』制作委員会は、アミューズメントメディア総合学院、KADOKAWA、BSフジ、dwango、PHP研究所の五社。


■『桜ノ雨』絶賛上映中!

■キャスト 山本舞香、浅香航大、広田亮平、久松郁実、三浦透子、田畑智子、奥貫香 他

■監督:ウエダアツシ ■企画・配給:AMGエンタテインメント

■©2015 halyosh、藤田遼、雨宮ひとみ、スタジオ・ハードデラックス/PHP研究所/『桜ノ雨』制作員会


画像:AMGエンタテインメント㈱

撮影・記者:金剛

© FPhime




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