小規模からでも応募可、沖縄の『スポーツ イベント支援事業』募集開始

【スポーツ報道】 平成三十一年四月十七日より沖縄県(知事:玉木デニー)は、県内外の団体・事業社等が取組むスポーツ イベントをモデル事業として募集し、沖縄県内におけるイベント開催の「立上げ」「定着」を支援して地域活性化に繋げる『スポーツ イベント支援事業(補助事業)』の募集を開始した。 


本年で十年目となる。採択者には「新規事業支援枠(上限一千万円)」「定着化枠(上限八百万円)」の補助を予定。公募説明会を二十五日に行う。応募条件に説明会への参加は含まない。応募申請書の提出期限は五月十日。


沖縄では、「スポーツアイランド沖縄」の形成実現に向け、スポーツ競技の環境や来沖者の受入体制の強化、情報発信を通じてスポーツ ツーリズムを促進してきた。沖縄=スポーツのイメージも定着し始め、本格的なスポーツ愛好家以外にも旅行中に気軽にスポーツに触れる一般観光客も増える等と幅広い人々が沖縄でスポーツ体験を楽しんでいる。


沖縄におけるスポーツ イベント開催の魅力は以下の通り。

  1. 年間を通じてスポーツが楽しめる温暖な気候;冬でも十五から二十度前後の温暖な気候
  2. 「観光立県 沖縄」の充実した受入れ体制と県民のホスピタリティ精神;三十年(暦年)、観光客数は九百八十四万人で過去最高を記録。国内外の航空路線の拡充、新空港の整備、二次交通網と団体受入れ可能な宿泊・観光施設も充実。また、県民のホスピタリティ精神がイベント運営を強力にサポートする
  3. 自然を活かしたスポーツ種目及びスポーツ競技団体に選ばれる競技環境;年間を通じて海や森林など沖縄らしい自然環境を活かしたマリン スポーツ、マラソン、サイクリング、トライアスロン等のスポーツ イベントが開催。冬・春は、練習場を求めてプロ、アマ、学生の多彩なスポーツ競技団体が沖縄をキャンプ地に選び、彼等を受入れる運動場や体育館等の施設も充実している


本事業では、二十二年度から九年間で延べ六十七団体を採択・支援した。その中で「沖縄コーポレート ゲームズ」や「美ら島オキナワCenturyRun」等の県内外から毎年二千人以上を集客する大型イベントも生まれた。昨年度は四団体を採択・支援。一昨年度(新規枠)、昨年度(定着枠)と二年連続で採択された「世界SW連盟公式 第二回ストリート ワークアウト日本大会二〇一八 in 沖縄」は、第一回大会の評判や県内メディア等の支援も受け、約二千人が参加した。新規枠で採択した冬のビーチの賑わい創出モデル「ビーチ サッカー沖縄カップ」は、目標であった八百名以上の一千二百名が参加した。

またビーチ サッカー協会、JFA(日本サッカー協会)の協力で「サッカー クリニック」も実現し、 話題性も高くなった。


本事業における競技の採択は、初期が小規模でも将来、人気スポーツ イベントになる可能性を秘めるスポーツも選考の対象とする。応募者のクリエイティヴな発想により、これまでに無い斬新なイベント モデルの応募も歓迎する。


写真:沖縄県


 

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