小沢一郎の終焉、玉木雄一郎・枝野幸男・志位和夫から若手が距離を置く

【政治考察】 国民と自由が合併した効果は無かった。それどころか、令和元年五月初めの世論調査/共同通信社では前月の一.六㌫から〇.九㌫に政党支持率が落ち込んだ。前月の二党の合算数値は一.九㌫だった。支持率だけならマイナス合併だ。国民の玉木雄一郎(己酉)代表は「誤差の範囲。」と嘯く。


野党としては第二党の国民。玉木代表は同党の支持者に若者が多い点も示唆しているが、これは懐疑的である。かねてより玉木代表はYouTuberとしてソーシャル メディアを活用。予算もしっかりと割き、映像そのものとしては高品質なものを公開してきた。但し、映像の内容に関しては低品質と言わざるを得ない。加えて、今回の両党の合併はネットニュースでも相当数の記事が出回った。野党としては珍しい程に「国民」「自由」の見出しが躍っていた。

にも関わらず、支持率は一㌫を切った。


“政界の壊し屋”の異名をとった小沢一郎(壬午)衆議も今回の支持率では形無しだろう。小沢衆議の時代は終焉を迎えた。


ハイムでは政権交代に二回関与した小沢衆議の行動を追っていたが、支持は離れてる。頼みのアナログ重視の世代が小沢衆議から離れている。共に自由で共同代表を務めた山本太郎(甲寅)参議の離脱からも分かる通り、新たに獲得したかった若手の支持も飛んだ。若手には「過去の栄光に浸っているシニア」に見えたのであろう。やはりネットで積極的に記者会見を配信していたにも関わらず、態度が悪かった。若き主権者は見逃さない。


『参院選』が迫る中、残る野党は立憲・枝野幸男(甲辰)代表と共産・志位和夫(甲午)委員長。枝野代表は先の衆院選では独り立ちする等で良かったが、その後の体たらくを若手は見逃さなかった。熱狂的だったツイッタのリツイートも逓減している最中だ。国会での代表質問等も含めて、魅力的では無いと映っている模様。志位委員長に至っては、レジェンドと呼ばれる不破哲三(庚午)前議長の出しゃばりで、党内支持も下落。自民・安倍晋三(甲午)総裁と張れる強い党首のイメージが無くなってしまった。


七十代の小沢衆議は過去の栄光にすがり、共に五十代の玉木・枝野両代表は若手が距離を置き、六十代の志位委員長は八十代に黙らされた。ネットという若手の言論を軽んじてきた彼らの未来は暗い。だが、逆にネットの若手にとって魅力的な政党・政治家が出てきたら、分からない。


各党はネットから世論が形成される時代である事を忘れてはならない。それは詰まり、現在の世論が若手によって創り出されている点だ。若手を軽んじる政党は足元を掬われるだろう。


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