元スパガ・浅川梨奈と映画「カメ止め」ヒロイン・秋山ゆずきが音楽劇『Zip&Candy』でW主演

【芸能報道】 令和元年七月四日に東京・六本木にて音楽劇『Zip&Candy』のゲネプロが報道陣向けに公開された。原作は、お笑いタレント・にしの あきひろ(庚申)の二冊目の絵本。これを劇作家・演出家のなるせゆうせい(丁巳)がアレンジして劇化。主演は元・SUPERR☆GiRLSの浅川梨奈(己卯)と映画「カメラを止めるな!」のヒロイン・秋山ゆずき(癸酉)。二人は全十六公演の内、八公演ずつジップ役とキャンディ役を演じ分ける。公演は十四日まで。


囲み取材で自身の役どころを問われ、梨奈(写真中右)は「ジップはカレルヤ博士(緒月遠麻)のとある想いで作られた最新型のロボットです。舞台では、原作にはないジップの誕生秘話も描かれているので楽しみにしてください。ジップは我儘で横暴な男の子で、台詞にある様に“生まれたての子ども”の様な感じかな。」と語った。キャンディ役のゆずき(写真中左)は「キャンディはジップとは正反対の旧型のロボットで、 ある理由で外の世界を知らないまま過ごしている、原作の絵本に忠実な役柄だと思います。音楽劇という事で、歌詞はそれぞれのキャラクタの物語を歌っているので、音楽を堪能して頂きながら舞台を観るとより一層楽しめると思います。」と話した。


 物語は、地球から約十四億㌔㍍離れているという土星が舞台だ。ある日、カレルヤ博士と助手コケル(あまりかなり)の手によって誕生した最新鋭のロボットのジップ。けれど彼は心が気薄で、みんなの手を焼かせるやんちゃな男の子だ。特技はライト(加藤凛太郎)とレフト(松村泰一郎)という左右の翼を操り空をどこまでも飛んでいくこと。ある日、ジップが空を飛んでいると、みなしご窃盗団に撃ち落とされてしまう。彼らが墜落した町を彷徨ってたどり着いたのはサンドイッチ博士(星田英利)の研究所。そこでキャンディという旧型のロボットに出会う。その研究所から一歩も出たことがないキャンディのため、ジップは彼女を外の世界に連れ出したものの。


登場人物達は、みんな少しだけ何かが欠けている。けれど、それを優しさで補いあって、お互いがいたわり合って生きる事の大切さを同作は伝える。真夏に贈るクリスマスの奇跡を描いた心温まるファンタジ作品。


写真:竹下力

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