【高級ファッション ニュース】 平成二十八年四月一日、東京・銀座にて本年で創立四十周年を迎える独ラグジュアリー ブランド『MCM』が、期間限定のポップアップショップを「MCM GINZA AUS2」内の二階にてオープンした。こちらは「ベネツィア・ビエンナーレ」金獅子賞を受賞した独コンテンポラリーアーティストのトビエス・レーベルガーと共に伝統と前衛的アートを昇華させた限定コラボレーションを発表した作品が並んでいる。
「ベネツィア・ビエンナーレ」とは、伊べネツィアで明治二十八年から開催されている現代美術の国際美術展覧会だ。トビエスはジャルディーニ地区にある旧イタリア館に新設したカフェをシマウマの柄のような“ダズル カモフラージュ”の内装で空間アートとして出展した。同コレクションは『MCM』のロゴを空間アートでも使用した“ダズル カモフラージュ”を用いて表現。この柄は昔、船艦に用いられた迷彩塗装で幾何学的なモノである。
そこにトビエスのオリジナリティー溢れるアート マインドにより、目を引くブラック&ホワイトにアクセントカラーのネオン イエローとパープルのハイライトを効かせ、新たな『MCM』とコンテポラリーアートの融合に成功した。ラインナップはバックパックやトート、クラッチポーチ、財布等があり、世界で各二百五十点のみの展開。シリアルナンバーが刻印されている。
<韓流が再ブームの火付け役>
このコレクションの中でキーアイテムとされるのが「トランスフォーミング クラッチ」。その名の通り、変形するクラッチバッグで平面から立体のひし形(正八面体)に変化するのが特徴だ。ユニークでキャッチーな立体クラッチからラグジュアリーでスタイリッシュな平面クラッチまで、一つで二倍楽しめるアイテムになっている。またトート「キラショッパー」は中にあるインナーポーチを取り外すコトでクラッチにもなる。仕事、買い物、旅行等場所を選ばず使えるデイリー トートになっている。
また雑誌、メディア等で注目されている七変化モデルの中川有里(写真)も来店していた。アイテムを持ちながら快く撮影に応じてくれた中川は撮影中も、「このバックかわいい!」と嬉しそうな表情を浮かべた。
『MCM』は韓国の企業に買収されて以来、韓国のスター達が身につけるコトによって、大変なブームの再来を起こした。日本でも数年前からバックパックや財布を所有する若者が見られるようになり、同ブランドはファッションのキーアイテムとして位置づけられている。今回のコラボレーションのコレクション群は、芸能界的にも大変な人気になるコトは間違い無いだろう。尚、ショップ展開時期は三十日まで。
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