生徒の森林を守るプレゼンで「若者に全てを託す大人はずるい。」と|FSCアワード

【社会報道】 令和元年九月二十九日に東大にて日本森林管理協議会(FSCジャパン、代表理事:太田猛彦)は、『FSCアワード 二〇一九』を実施して各応募作品のプレゼンが行われた。このアワードは 次世代を担う中高生が対象で、FSC認証の更なる普及に向けたアイデアを募り、表彰するもの。森を守る大切さを伝える普及啓発キャンペーン「FSCフォレスト ウィーク 二〇一九」の一環として開催した。


NPO法人の同協議会は、国際的な森林認証制度「FSC」の普及啓発を行っている。アワードの協賛企業は花王(4452.T1)、明治HD(2269.T1)、日本マクドナルドと明治。金賞は東京・三田国際学園高校、銀賞は東京・富士高校チームC、銅賞は東京・豊島岡女子高校とチームボルネオ。


同協議会は環境保全の面から見て適切で、社会的な利益に敵い、経済的にも継続可能な森林管理の普及を目的としている。環境団体や林業者、林産物 取引企業、先住民団体等を中心に、平成六年に設立された。FSCの森林管理認証を受けた森林から生産された木材や林産物と、認証事業者が流通・加工した製品には、「FSC」ラベルが付く。本ラベルの製品を使う事で、世界の森林保全に繋がる。報道現在で世界百二十ヶ国以上に普及。二億㌶近い森林と三万八千の組織がFSCの規格に基づき、認証されている。


表彰式で太田代表理事(写真上)は「FSCだけでなく、世の中で起きている諸問題への皆さんの高い意識が参加した企業の皆さんにも伝わったのではないかと思います。若い皆さんが先頭に立って引っ張っていって頂ける事は、非常に心強い事です。但し、生徒さんのプレゼンテーションにあった様に、“将来を担う若者に全てを託す様な大人の言動はずるい”というのは、私も同感です。」と若者だけでなく、大人の責任を強調した。


写真・画像:特定非営利活動法人FSCジャパン

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