どの国の富裕層も求め始める、あるモノ

【社会考察】 平成二十八年四月二十日にインバウンド関係の記事として、『日本は有望市場! 富裕層旅行のトレンドは「ステータス」型から「本物志向の体験」型へ/日経BP』が配信された。富裕層の旅行に着目し、二種に大別する。「クラシックモデル」と「ニューモデル」だ。前者、以前にイメージされた富裕層の豪華な特別的なモデルで、後者は体験を主体としたエコ的なモデルだ。国内外で富裕層ビジネスを行う者は、目を通されたい記事だ。


当該記事では、新興国と先進国にも分ける。新興国は前者で、先進国が後者となる。富裕層に成って短い者と富裕層になって長い者。日本は海外には少ない様々な体験を、安全にする事ができる。この安全がポイントだ。九州は中国と韓国に近く、大分・別府等の温泉街や熊本、鹿児島にも足を伸ばす。買い物客ではなく、体験客だ。それは日本の富裕層にも同じ様な事が云えるだろう。



<知見は体験の部分集合だ>

 その波は、ビジネス展示会にも及んでいる。日本で展示会と云えば「リード・エグジビション・ジャパン(代取:石積忠夫)」が有名だが、各々の専門的な展示会は外国ビジネスマン及び富裕層をも引き込む力をもっている。海外勢の出展数も逓増中で、アジアでは断トツの展示会数と質の高さを誇る。これも一つの体験である。報道府は兼ねてより、展示会ビジネスを追っていた。そこでVIPや一般ゲスト、出展者にインタビュを行ってきた結果、彼等は体験を含む、知見を欲している。


基本的に富裕層は勉強家だ。新たな知見を好む。ハイムも富裕層向けであり、一般メディアが発信しないニュースの見方と実益性ある情報に纏める事を意識している。通信社の様な仕事は最早、ニュースアプリで事足りる為、ビジネスをはじめとした人生の糧となるニュース(体験⊂知見)を富裕層は欲している。この要諦は、三大欲求の様な高次の知的欲求であり、その各人のニュースから新たな事象を「自身が産み出したい」という欲求に発展するものだ。このサイクルにより、富める者はより富む。

詰まるところ、富裕層に対しては、如何なる業界であっても真のニュースを提供できる(ワンツとニーズを埋める)者が、富裕層ビジネスを成功させるであろう。

(了)

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