VR元年、注目すべきはスマホの『ポケモン』だ

【ビジネス ニュース】 平成二十八年三月、米・サンフランシスコで行われた世界最大のゲーム開発者会議「Game Developers Conference 二〇一六」にて、Facebook傘下であるOculus VRの「Rift」、Sony Computer Entertainmentの「PlayStation VR」、HTCとValveが共同開発する「Vive」など、仮想現実対応のヘッドマウント ディスプレイ システムが発表された。本年はVR(バーチャル リアリティ)元年となる事を各社が伝えている。


前述の商品群は、頭部に装着するヘッドマウント ディスプレイでVRを体験できるものだが、VR技術はスマホゲームにまで足を踏み入れてきている。その代表格となりそうなのが、年内に配信予定の『Pokémon GO』である。これは、任天堂と「INGRESS」のNiantic社がタッグを組んだ最新作スマホゲームで、位置情報を活用する。現実世界を舞台にポケモンを捕まえたり、バトル出来るゲームとなっている。モニターの中だけで完結せず、プレイヤーは実際に家の外に出てポケモンを探したり、他のプレイヤーと出会ったりしながら楽しむことが出来る。リアルとバーチャルを行き来しながら、楽しむことのできるゲームだ。




<実際の街中でポケモン バトル>

 配信に先駆け、ゲームの世界観を伝える映像を昨年九月からYouTubeで公開しており、既に四百八十万ビュー数を超えている(報道現在)。映像には、日常生活内でポケモンが出現し、捕まえたり、橋を封鎖しているポケモンを倒したりしている。映像終盤にある大都会のど真ん中で大勢のプレイヤーたちがポケモンを倒しているシーンは圧巻である。


スマートフォンの画面を見続けなくても『Pokémon GO』を遊ぶことのできる「Pokémon GO Plus」なるデバイスも同時に発売される。Bluetooth Low Energyを用いてスマートフォンと連携する。近くにポケモンがいるなどのゲーム情報を、ランプと振動で知らせ、ボタンを押すことでポケモンを捕まえるなどの基本操作を行うことが出来る。『Pokémon GO』は、AndroidとiOSにて、年内にサービス開始予定で、基本プレイは無料。アイテム課金有り。


画像:『Pokémon GO』公式HPより引用


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