フィットネス施設に認証制度、安心・安全な施設を可視化する

【スポーツ報道】 令和二年一月二十一日に日本フィットネス産業協会(FIA、会長:吉田正昭)は、加盟企業が運営するフィットネス施設の“安全と安心”を促進させる取組みとして『FIA加盟企業施設認証制度』を開始した。FIA加盟企業施設認証を得ているフィットネス関連施設は今後、地域の包括ケアシステム関係団体や健康経営に取組む企業、更には地域の掛かりつけ医等から適切に選択され易くまる。


FIAは日本唯一のフィットネス業界団体で、九十三社の正会員のフィットネス関連施設数は三千を超える(報道現在)。賛助会員は九十七社。「SPORTEC/TSOインターナショナル)」の特別協力団体でもある。「SPRTEC 二〇二〇」は六月十七日から十九日まで東京・青海にて開催予定。


本認証制度は「ヘルスケア サービス ガイドライン等の在り方/経産省」を踏まえた。具体的には、“安心”と“安全”の象徴としてのシンボルマークを定め、認証基準をクリアした企業の運営する施設に対して「認定証」及び「認定ステッカ」を発行。施設の入口や施設の発行する印刷物、Webサイト等において積極的に可視化を図る。同時に業界団体として広くユー ザーや自治体、地域の医療機関等の仲介者への認証施設の周知を図っていく。


制度開始の背景には、フィットネス業界への相次ぐ新規参入による商品・サービスの品質にバラつきが目立ち始めた事への懸念がある。本認証制度により、ユーザーや企業等が安心して認定施設を選ぶ事ができる様になる。


FIAでは今回、フィットネスを提供する事業者として求められる最低限の基準「施設の健全な運営」及び「信頼性」を二つ定めた。前者では以下を例示。

  • AEDの設置及び想定される対応者(スタッフ)の訓練
  • 24時間ジム等、無人施設に於いては十分な監視システムや緊急対応フローの徹底
  • 適切な会則の下に、遵法的な運営がなされている
  • 入退会、休会等に関する規約の明確な提示
  • 不当景品類及び不当表示防止法に準拠した広報・広告などの販促活動の実施


後者の例示は以下。

  • 施設賠償責任保険や傷害保険や等の加入
  • 安全衛生管理への対応
  • 安全衛生管理(従業員の労働環境含む)への適切な対応

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