【ビジネス報道】 令和二年二月二十五日に著作権サービスを営むNexTone(代取:阿南雅浩)は、東証より同社株式のマザーズへの新規上場が承認された旨を伝えた。上場日は三月三十日を予定。同日以降はマザーズにて、同社株式の売買が可能になる。証券コードは7094。
同社は、楽曲著作権者とユーザの間に立ち、著作権の管理と利用促進を推進する著作権エージェント。経営理念は「権利者に選ばれ、利用者から支持される著作権管理事業者となる」。今後も音楽文化・音楽産業のより一層の発展に貢献していく。
一月には北米地域におけるYTとの「利用許諾契約」を締結した。
いわゆる著作権管理団体「日本音楽著作権協会(JASRAC)」の対抗馬。JASRACへの強硬的な姿勢の下でNexToneは支持を増やしている。
作品検索では、音楽以外にもビデオや映画、ゲーム、広告、通信カラオケ等と幅広いく調べる事ができる。各使用料金も明示的だ。
音楽の利用者もJASRACと異なり、申請書を用意しており、スムースに手続きができる。JASRACでは利用申請の手続き自体を利用者自身が行わなければならない。またビジネスのサポートとして、国内外の音楽プラットフォームへの音源供給、キャスティング、音楽出版社向けのサービスとシステム開発も行う。
設立は平成十二年、資本金は八.二憶円(昨年二月現在)。売上高は一昨年度は二十三.三憶円、昨年度が三十二.四億円。経常利益は一億年と一.九億円。当期利益は〇.六億円と一.三億円(新規上場申請のための有価証券報告書)。
ただ電話窓口の担当者には一部、覇気が無い者もいた。作品は権利者の魂なだけに、作品を大切に扱う心構えが欠かせない。上場が決定して既にやる気が失せたJASRAC化したか。
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