東京北区で若手女子五名が激突|都議補選二〇二〇

【政治報道】 遂にここまで来た。若手の立候補者を推してきたハイムだが、驚きを隠せない。令和二年六月二十六日告示、七月五日投開票(都知事選に同じ)の『都議補選』は北区・大田区・日野市・北多摩第三(調布市・狛江市)の計四行政区にて実施される。内、北区では若手女子五名が立つ。前代未聞だ。

内閣府によれば、五十歳未満は若手。


  1. 新藤加菜(ゆづか姫、癸酉、写真最上)/ホリエモン新党;二十七歳、「早大」法学部
  2. 佐藤古都(戊辰、写真上)/維新;三十二歳、アイルランド国立「ダブリン大」トリニティカレッジ心理学部
  3. 天風いぶき(乙丑)/都F;三十四歳、宝塚音楽学校
  4. 斉藤りえ(甲子)/立憲;三十六歳、青森市立 油川中学校
  5. 山田加奈子(辛亥)/自民;四十八歳、「大妻女子大」短大学部


北区の六月一日時点での有権者数は男性が十四.三万人、女性が十四.七万人の計二十九万人(在外選挙人を除く)。


学歴で目立つのは、加菜候補と古都候補。前者はTwで卒業証書に代えて「学位記」を公表。短期決戦の地方議会では卒業証書の取得手続きに時間が掛る為だ。各候補のソーシャル メディアのフォロワ数を視ると加菜候補は一.九万、りえ候補は一万、古都候補は五千、いぶき候補(写真上)と加奈子候補は一千(報道現在)となっている。


経歴について加菜候補は動画配信やコスプレイヤ、古都候補は広告代理店等、いぶき候補は宝塚歌劇団と現職・都知事の元・秘書、りえ候補(写真上)は銀座のホステスと北区区議、加奈子候補(写真下)は三井住友海上火災保険やカウンセリングの研究所を経て北区区議を勤めた。


地方議会では実質的に政策が実現する事が難しい。飽くまでも所属政党等の政策を議会で推す要員となる。だが、りえ候補の様に地方議会から国政への挑戦(ステップアップ)がある。東京なら区議→都議→国会議員。国会議員になってから、初めて本気で政策実行の為の仕事ができる様になるもの。因って、地方議会で地方自治を学び、支持者達とのコミュニケーションを密にしていく努力が求められる。

地方議会選挙は、誰を育成したいかに他ならない。


今回の北区からの都議補選は若手の同世代が多い事から、誰に「自身の代弁を託したいか」となる。若手の投票率が高ければ、今後も他の地域で若手の擁立が続くだろう。若手の声や行動が古臭い議会を変える。


他にも大田区からは若手の松本かりん(壬申、写真上)/立憲の二十七歳が立つ。


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