【芸能報道】 グラドルやコスプレイヤの収入源に撮影会は欠かせない。緊急事態宣言による各都道府県の自粛要請を受け、大人数を集める撮影会を避けていた。個人撮影(個撮)やWeb撮影会で急場を凌ぐものの、収入は所属事務所やスタジオ等の関係会社を含めて激減。令和二年五月二十五日には緊急事態宣言が解除されたものの、各撮影会は本格的な再開には未だに至ってはいない。
その様な中、天井が高い大きなスタジオを借り、十人単位で撮影会を六月二十八日に再開させた企業がある。ドラマの企画やアイドルのプロデュースを手掛けるLivridge.LCCだ。宣言解除から一ヶ月が既に経っている。様子を見ながらの漸くの再開に至った。顧客やスタッフは全員がマスクを着用していた。多摩川沿いのスタジオは初めての利用。喚起は良く、密にならない様にスタッフ達が気を遣いながら、五部を成し遂げた。顧客の戻りは七割程度だと言う。
比較的、戻り率が高い理由がある。コスプレイヤ等から高い支持を受けるボディ アクセサリ ブランド「パルフェット」と大手事務所「ティーパワーズ」のSモデル四名(波多野結衣・大槻ひびき・佳苗るか・初美りん)とのコラボレーション企画だったからだ。同社の久堀守ディレクタは、Sモデルの起用が初めての試みであった旨を伝えた。稀有なファッション性の高い企画に顧客が反応した。Sモデルの取材時の応対も優れており、グラドルやコスプレイヤよりも事務所の教育の高さが伺えた。
また撮影会の模様を映像撮影し、プロモーション動画を制作。撮影会自体や出演するモデル達の効果的な露出やブランディングを図っていく。自粛期間中には撮影会の収入は一切無かった。だが、その様な中でも再開を目指して試行錯誤を続けていた。関係会社には万一のクラスタ発生で信用が毀損する恐れにより、特に気を遣う。今回は一先ず成功したものの、恐れはある。秋冬に到来する可能性があるコロナ禍の第二波、第三波だ。次のコロナ禍が来るまでは、二ヶ月に一回の開催を予定して備えていく。
現実には例年のインフルエンザや自殺者よりも死者数は遥かに出ておらず、都知事の過剰な自粛要請で業界が枯渇し、仕事が無くなる。秋冬の第二派が到来した際も先の自粛要請に同じであれば、撮影会自体が消滅、関係会社が廃業・転業する可能性もあり得る。
左から初美りん、波多野結衣、大槻ひびき、佳苗るか。
撮影記事:金剛正臣
0コメント