セレスが『nugget』でフリーランスの売掛債権を買い取り開始

【ビジネス報道】 セレス(3696.T1)は、令和二年七月一日にフリーランス向けの資金調達を支援するフィンテック サービス『nugget(ナゲット)」を開始する旨を発表した。ナゲットの利用手数料は、買取金額の一割。


ナゲットは、資金繰りに困っているフリーランスに対し、請求書をオンラインでアップロードする事で、その請求書(売掛債権)を買い取る。最短六十分で資金調達を可能とするサービスだ。ナゲットは、七月二十日からサービス開始を予定。一日より事前登録及び手数料〇円キャンペーンを開始する。


同社では一昨年より、事業者向けの資金調達情報サイト「資金調達プロ」を運営。月間のサイト訪問者数が約五十五万人に上る(報道現在)。その中で、中小企業等の小規模事業者だけでなく、個人事業主や副業を行っているフリーランスからの資金調達のニーズを強く感じていた。


昨今、「働き方改革」の流れを受けて多様な働き方が受け入れられ、日本国内では一千万人がフリーランスとして働いており(ランサーズ フリーランス実態調査、本年度)、その経済規模は十七兆円を超え、働き方の一手段として浸透してきている。


一方でフリーランスは、安定的な売上確保の難しさや怪我や病気の際の収入減の可能性、対価受取までの時間が掛る事等と事業運営するに当たり様々なリスクが存在する。加えて、直近の新型コロナウイルスの影響により、一層の資金調達の支援を必要としている。


同社は、今後も「資金調達プロ」「ナゲット」の運営を基に、新たなサービスとの連携も視野に、フリーランスの事業遂行が円滑に進む様にサービスの提供を図る。 


画像:㈱セレス

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