映像『映画館における換気実証実験』を公開|全国興行生活衛生同業組合連合会

【社会報道】 令和二年七月三十一日に全国興行 生活衛生 同業組合 連合会(会長:佐々木伸一)では、興行場での空気の流れを可視化した『映画館における換気実証実験』の結果を映像で公表した。

同連合会は全国四十七都道府県の興行組合が会員。文化の振興を目的とした事業を実施している。


コロナ禍は映画界に直撃。四月・五月の映画館の長期休業や新作映画の公開延期、映画製作に遅れが生じる等の大きな打撃を受けた。映画興行においては、専門会議のガイドラインに基づき、業界独自のガイドラインを同連合会により策定。各劇場の衛生管理や従業員の健康管理、顧客の体温、体調の確認等と各興行会社・映画館が一体となって感染防止策に努めている。


興行場の換気については、各自治体の定める基準に基づき、設置されている換気設備により換気している。しかし、映画館に対するアンケート調査/GEMパートナーズによると、「映画館が危ないと感じる理由」に換気に対する疑念が多くあった。


 「映画館は密閉空間ではない」事実の理解を促進する為に、専門家の指導の下、映画館内での空気の流れを可視化する実験を実施した。実験では、映画館内(客席数;三百五十二席)にスモークを充満させ、スモークが完全に消えるまで何分かかるかを検証した。


噴射開始後、場内に充満したスモークはスクリーン下の徐々に排気口から排出され、実験開始から二十分後には略全てのスモークが消え、新しい空気に入れ変わる結果となった。映画館内はしっかり換気している事が証明された。


公開した映像は、「映画館に行こう!二〇二〇」キャンペーンのHPを始め、全国の映画館や各興行会社のHP等で公開予定。



画像:全国興行生活衛生同業組合連合会

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