サイボウズ・青野代取が語るリカレント教育/文科省

【教育・人生報道】 文科省(大臣:萩生田光一)は、令和二年八月二十日よりYTにてリカレント教育『いまスタ!社会人の学び応援プロジェクト』を開始した。サイボウズ(4776.T1)の青野慶久(辛亥)代取と「立命館アジア太平洋大」の出口治明(戊子)学長がリカレント教育について語った。

報道現在で、他にもリカレント教育に関する動画を複数本、公開。九月に新たに動画を追加していく予定。


青野代取は動画内で、これからの日本社会は「最学歴」から「最学習歴」への移り変わる点を指摘した。「学び直しをせずに、人生百年時代を生きていくのはやっぱり考えられない。」と、自身の経験も踏まえながらインタビュに答えた。代取は、平成六年に大卒。社会の変化に対し、学び続ける重要性を訴える。


最終学歴は履歴書に記す一般的な学歴だが、年齢を重ねるに連れて知識が古くなっていく問題があり、現在の中堅・シニアの様な社会的齟齬を来している。一方の最新学歴では、何時、学んだかがポイント。知識の古さ・新しさを問う。



<リカレント教育のメリット・デメリット>

 同社には育休ならぬ、「育自分 休暇制度」を設けている。一度、組織から抜けて学びに集中したり、働きながら学校に通ったり、学びに関する書籍は全て同社負担等の制度だ。社員が学び直してきた成果を「新しいものを持ち込んでくれますから。それが次のビジネスの種になったり、イノベーションを創るきっかけになったりしています。」と述べた。強制はせず、自発性を重んじる。


「自分が知っている事が正解だとは限らない。」とリカレント教育で心掛けている点を伝えた。経営者自身もリカレント教育を受けるべきだろう。インタビュ現在で代取も、学校に通っている。「学び直しを支援しない様な組織からは出て行っちゃう。」とも話した。


他方、出口学長は「もう自分は年をとったから今更勉強なんて、と言う人がいるかもしれないが、何歳であれ、今の皆さんが一番若い。」と人生の要諦を語った。


記事:羽田野正法

画像:青野慶久氏(サイボウズ株式会社代表取締役社長)が語る!最新学習歴を自慢する社会に/YouTube

0コメント

  • 1000 / 1000