ワンピース作者も褒める、二十歳・坂東直の漫画『Real haunted HOUSE』が九年振りの手塚賞

【書籍ニュース】 三大出版社の一角、集英社(代取:堀内丸恵)の「週刊少年ジャンプ」「ジャンプスクエア」「Vジャンプ」「最強ジャンプ」四誌が主催する『漫画新人賞・第九十一回 手塚賞』で九年振りに入選作「Real haunted HOUSE(リアル ハウンテッド ハウス)/坂東直」が誕生し平成二十八年七月一日に伝えられた。坂東は若干、二十歳。


同作は山奥の廃墟が舞台。訪れる人を驚かせる事に喜びを感じる幽霊「貴喜(たかよし)」と、その幽霊に出逢った女子高生マナカのハートフル ストーリ。キャラクタや見せ場、千出力が評価された。坂東には、正賞の手塚杯・賞状及び副賞の二百万円・記念楯が贈られる。同作は七月四日発売の「ジャンプスクエア」八月号に掲載される。



自分が一番、驚かされました

 坂東の好きな漫画は「NARUTO-ナルト-/岸本斉史」「ONE PIECE/尾田栄一郎」「うえきの法則/福地翼」「SKET DANCE/篠原健太」。


人を驚かすっていう漫画を描いたのですが、担当さんから結果の電話を頂いた時は自分が一番驚かされました。勿論、嬉しい気持ちはあるのですが、ここが新しいスタートラインだなとひしひしと感じたので、慢心せず気を引き締めて、もっと面白い漫画を描いていけるよう頑張ります



「テガミバチ」の浅田弘幸せは、濃い画風に惹かれたと。「ONE PIECE」の尾田は、感動が届いたと。「週刊少年ジャンプ」の編集長・瓶子吉久は、考えて描いているのが伝わると。編集部の総評として、作者の熱量が作中の随所に感じられたと講評した。


尚、手塚賞は、寺沢武一「コブラ」や桂正和「I’S<アイズ>」、荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」、森田まさのり「ROOKIES」、小畑健「バクマン」、和月伸宏「るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―」、冨樫義博「HUNTER×HUNTER」、井上雄彦「SLAM DUNK」、藤崎竜「封神演義」、甲斐谷忍「LIAR GAME」、武井宏之「シャーマンキング」等の著名な漫画家を輩出している、由緒ある賞である。



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