くまモンらが九州復興を願い、観光客へアピール

【ビジネス・社会ニュース】 平成二十八年七月一日に東京・代々木にて『ソラシドエア ブランド誕生五周年記念イベント』が行われ、第二部として『がんばろう!九州 復興支援プロジェクト〜ソラシドエアは地域と共に〜』が開催された。これに合わせ、九州各県のご当地ゆるキャラも応援に駆けつけ、各々の県をアピールした。


四月に起こった熊本大震災により、報道現在で九州への観光客は激減中。被害の大きかった熊本はもちろんの事、大分や長崎等の風評被害は九州各県に広がっている。その現状を打破する為の第一歩として開催されるのが同企画だ。同社の高橋洋 代取は「九州は今、大変な事になっている。震災での被害はもちろん、これからの旅行シーズンに向けて観光客の減少がある。こんな時こそ、是非九州に来てほしい。」と話した。




<長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島>

 各県の代表者も観光客へ向けて九州の良さを伝えた。長崎は「がんばくん」が駆けつけ、この夏オススメの“五島・壱岐・対馬”をPR。担当者は「沖縄の海にも負けない、綺麗な海を堪能してほしい。」とアピール。昨年に動画「シンフロ(お風呂でシンクロ)」でも話題となった大分は、「めじろん」と共に温泉を推す。「“日本一のおんせん県おおいた”でも人的被害はなかったものの、観光客は激減しています。そんな時こそ、逆手にとって“今ならお風呂で泳げます”。ぜひ大分へ!」とジョークを交えながら、ユーモアのある宣伝をした。


中でも一際目を引いたのは、地震の被害が最大であった熊本代表の「くまモン」。熊本は「天草」をPRし「今年は雲仙天草国立公園編入六十周年や、天草五橋開通五十周年等の様々な節目で地元も大変盛り上がっている。また、くまモンも大好きなイルカ ウォッチングも体験する事ができる。」と熊本のレジャーをアピールした。その他にも、宮崎はこれからが旬の完熟マンゴーや宮崎牛等の食べ物、鹿児島は屋久島に続く昨年新たに世界遺産に記載された「明治日本の産業革命遺産」として旧集成館(反射炉跡)・寺山炭窯跡・関吉疎水溝の三ヶ所(計五施設)を薦めた。



これを受け、十日までの期間限定で代々木にあるリゾート風レストラン&バー「代々木 VILLAGE」にて、九州食材とコラボした期間限定メニューが登場する。二階ではソラシドエア機内で提供されているハーブティーと九州の素材で作られたパンケーキ、また一階では熊本県産の塩トマトや大分県産のカボス、宮崎県産の日向夏に鹿児島県産の安納芋等、たくさんの九州産の素材で作られた料理を堪能できる。尚、同レストラン内にはソラシドエアゆかりの品々も展示される。


ソラシドエア ブランド誕生五周年記念イベント』

撮影記者:原田眞吾

© FPhime

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