三宅洋平(無所属、東京)が『選挙フェス』でハチ公前を埋め尽くす|参院選二〇一六

【芸能・政治ニュース】 平成二十八年七月二日、東京・渋谷駅前にて『参院選二〇一六』で東京選挙区候補の音楽家・商店主の三宅洋平(戊午)が大規模な『選挙フェス』を行い、音楽と政治を融合させたイベントを行った。応援には生活の党代表の山本太郎(甲寅)参議も駆けつけ、渋谷駅前から広い範囲まで人で溢れかえるほどの熱気をみせた。一部報道によれば、一万人程度と試算されている。


三宅はレゲエ・ロックバンドのボーカル・ギターとしてデビューし、様々な音楽活動を行ってきた。二十三年には東京から沖縄に拠点を移し、耕したり肥料・農薬を使用しない「自然農」やエネルギ自給を取り入れながら、持続可能なライフスタイルを模索していた。その中で、二十五年に「日本の政治風土を多様にひらく」必要性を感じ、「参院選二〇一三」に初立候補した。型破りな選挙活動『選挙フェス』で多くの主権者の共感を呼び、比例区で十七万票以上の票を得るも、落選。そして今回が二度目の出馬となった。

元リクルート社員で政治団体「日本アーティスト有意識者会議」の代表を務める三宅は、『自分らしくあれる社会を』と掲げた三つの政策を挙げる。


  1. STOP!改憲 2/3議席
  2. 脱被ばく 測りまくる日本
  3. 消費税やめて富裕税を




<任せられる政治家を選ぶ>

 その他にも原発即時停止、教育の無償化(幼・小・中・高・大)、R水素、小型風・水力などの地域発電を振興、動物殺処分ゼロ、一億万耕(農教育の制度化)などの政策ビジョンを掲げた。音楽と政治を合わせた選挙活動は三宅独自のアイデアで、多くの若者やフェス好きの主権者は心を打たれただろう。中には音楽に酔いしれ体を揺らす人や、お酒を飲みながら演説を聴く人の姿も見られた。


「自分らしくあれる社会を」というスローガン通り、オリジナルな選挙活動で多くの主権者の足を止めた三宅だが、選挙に大事なのは、主権者の支持を集めるだけではない。“本当に当選した場合に、掲げた政策を実行できるか、それを任せられる政治家になれるか”ということも必要不可欠だ。

若者の主権者もただ“面白いから”だけではなく、“この政治家なら任せても良いかどうか”ということをしっかり判断していかないといけない。



遂に公明候補は改憲派が九割超

 山本代表は「一人でも、しつこい国会議員を増やしたい。例え一人になっても同調圧力に負けず、嘘つかず、ぶれずに本当のことを伝える、そんな政治家がもう一人欲しい。」と三宅をアピールした。尚、応援演説には公明党の支持母体である創価学会の会員も複数名が登壇し、同党と学会員の選挙方針(活動)に疑問を呈し、批判した。同党は戦争反対の意見を新安保法制で学会員を説得できず、改憲に対し賛成へ大きく舵を切っている


今回から十八歳以上に選挙権が与えられ、若者の投票が重要視される中で、三宅の経歴は少なくとも可能性はある。もしこの選挙で三宅が当選すれば、今までにない新しい政治家になることは間違いないだろう。


撮影記者:原田眞吾

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