マンション売却の「すたむす」が累計二十億円の資金調達

【金融報道】 令和四年五月十六日にマンション売却のすむたす(代取:角高広)は、シリーズBラウンドにて総額十二億円の資金調達を実施した旨を発表した。


既存投資家であるWiLに加え、モバイル・インターネットキャピタル、農林中金イノベーションLPS/グローバル・ブレイン、マーキュリア・ビズテックLPS、CARTAベンチャーズ、きらぼしキャピタル夢・はばたき一号LPS及び個人投資家を引受先とした十億円の第三者割当増資を実施した。


併せて、日本公庫から二億円の借入を実施。今回の資金調達により、累計調達額は二十億円超となった。


同社は、オンラインにて不動産の直接買取サービスを運営。査定アルゴリズムにより、最短一時間で買取価格を提示可。直接買取を行う事で最短二日で売買契約と現金入金まで行う。不動産流通における中古住宅の比率は、欧米が八割を超える中、日本では二割弱に留まっている(「既存住宅市場の活性化について(令和二年)/国交省)。同社は、日本初の「iBuyer」企業。


「iBuyer」とは、技術を活用して即座に家への売却オファーを提供する企業。従来の不動産売買に代わる、よりシンプルで便利な代替手段を提供している。不動産売買の新たな手段を提供する為、平成三十年より「すむたす買取」を提供。報道現在で、ユーザーからの査定依頼の累計金額は三千五百億円、累計件数は一万件を突破。


今回調達した資金は、対象エリアの拡大に加え、住宅ローンのレコメンド等の周辺領域へのサービス拡大の為に活用予定。直近一年の販売件数は昨対比で五.四倍と大幅な成長を実現し、対象エリアも東京都のみから首都圏の大半にまで拡大。そして「住宅ローンサポート」や「仲介サービス」等の周辺領域の新規事業に投資する予定。

六年後の同十年迄に不動産の直接売却における国内首位のプラットフォームになる事を目指す。


画像:㈱すたむす

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