「近衛文麿」総理が仕組んだ『日米戦争』|第二次世界大戦

【軍事報道】 令和四年十二月二十八日まで経営科学出版(代取:谷口暢人)は、講座『歴史教科書が教えない近衛文麿の大日本帝国滅亡計画』のPVを公開した。


副題は「戦争に導いた七人の日本人スパイの正体」。国際金融資本から読み解く日米戦争の真実の第三弾。計六時間の動画。講師は近現代史研究家・林千勝(辛丑)。


PVでは、日米戦争が無謀な理由を「勝つ可能性の無い米国と戦争をしたから。」と伝えた。併し、日米開戦までに「二つの歴史的な運命の分かれ道(支那事変・北進南進)」があったが、二回も間違った道を選択したと主張。


以下は、英チャーチルや米ウェデマイヤー将軍の回顧録からPVが引用した。

日本が勝者となれる唯一のチャンスは、独ソ戦勃発時にソ連を攻撃し、ドイツと組んで挟み撃ちにする事

支那事変

 当時、大日本帝国が宣戦布告する相手国は無いので、「日中戦争」は正しくない。支那には春秋戦国時代の様に、複数の自称政府が乱立していた。PVでは以下の時系列を伝えた。


  • 支那大陸侵攻⇒欧米諸国が日本と戦闘する大義名分
  • 盧溝橋事件」;四日後に中国国民党(現・台湾)と停戦協定⇒互いに戦争する気ナシ
  • 近衛文麿(辛卯)総理が国民党への報復決定・メディアへ決意表明(政財界への相談ナシ
  • 近衛総理=NHK総裁
  • 第一次「近衛内閣」の内閣書記官長(官房長官)=風見章(丙戌、元・朝日新聞の幹部)
  • 両名から世論統一の協力要請「強硬論」
  • 陸軍「参謀本部」石原莞爾(己丑)第一部長等が、近衛総理へ和平を直談判⇒近衛総理、陸軍の強硬反対を押し切る
  • メディアによる支那報復の空気が完成⇒支那事変の本格開始



北進南進(対ソ連、対英米)

  • 独ソ開戦時;松岡洋右(庚辰)外務大臣は、昭和天皇へ上奏「ソ連へ攻め入り、ドイツと共にソ連を東西から挟み撃ちにするべし。」
  • 昭和天皇が裁可;対ソ戦(北進)に向け、陸軍省・参謀本部で五十一万人を新動員
  • 対ソ戦決定の「大本営政府連絡会議」を近衛総理が急遽、中止に⇒その後の会議も引き延ばし
  • 松岡外務大臣や及川古志郎(癸未)海軍大臣が同会議にて「南進すれば、米国と戦争になるからやるべきではない。ソ連と戦うべきだ。」と主張
  • 第二次「近衛内閣」が総辞職
  • その二日後に松岡を閣外追放し、第三次「近衛内閣」組閣
  • 海軍「軍令部」永野修身(庚辰)総長の『南進論』を近衛総理が全面支持⇒後に、永野大将は『真珠湾攻撃』を独断決定!
  • 南進決定
  • その一ヶ月未満の後に米「石油輸入禁止」発表
  • 日米開戦(真珠湾攻撃)へ

戦勝国の予定から敗戦国へ

 そしてPVでは、当時の近衛内閣を「日本敗戦の為に画策」と断定。「近衛内閣は、日本を救う為ではなく、寧(ムシ)ろ日本を戦争に向かわせる様な言動を繰り返していたのです。」と強調した。併せて、独ソ開戦時に「この時、ソ連を戦っていれば、日本が勝つ可能性はあったにも関わらず、近衛はこれを阻止しようと画策したのです。」と訴えた。


風見書記官長は支那事変につき、日記にて以下を認(シタタ)めた。

「こういう風に画策したのは、陸軍ではないか?」という説もあるけれど、そうではない。

自分が近衛文麿と図って、これを画策した


また戦後に、「藤原家」筆頭である近衛元・総理は、敗戦後に昭和天皇へ「騙された。」との主旨の「近衛上奏文」を上奏していた。戦犯として裁かれない為、近衛を誑(タラ)し込んだ主犯を認めた。PVでは、近衛が「ある勢力」と共に日本敗戦の為に画策していた事を伝えた。「ある勢力」にとって、近衛上奏文は非常に都合が悪かったと言う。


その後、近衛元・総理は自殺した事になり、「東京裁判」に出廷できなかった。近衛上奏文も裁判資料として提出されなかった。


=四章構成=


  • 近衛文麿が夢見た敗戦革命の始まり〜一千年越しの藤原家の野望
  • 支那事変の扇動と反日革命児の暗躍〜こじ開けられた大東亜戦争へ向かう扉
  • 近衛文麿による敗戦革命の成功と挫折〜何故国際金融資本は近衛に戦争の罪を押しつけたのか?
  • 有耶無耶にされた近衛自殺の真相と次なる操り人形〜歴史の教科書が言わない戦後日本の政治構造


以下が全十七講義の内容。


  1. 「藤原道長の子孫・近衛文麿」;藤原家と皇室との切っても切れない関係性
  2. 「近衛文麿がパリ講和会議で受けた二つの衝撃」;誤解された近衛の真の人物像
  3. 「菅総理と近衛文麿の共通点」;近衛は如何にして国際金融資本家に取り込まれたのか
  4. 「近衛文麿はなぜヒトラーに憧れたのか?」;水面下で行われた日本共産化計画の全貌 
  5. 「支那事変と朝日新聞関係者の影」;何故近衛内閣には朝日出身者が多いのか?
  6. 「支那事変と内閣書記官長・風見章の謀略」;戦争誘発した卑劣なメディア戦略
  7. 「日本で暗躍する国際金融資本の代理人」;白洲次郎松本重治、牛場友彦...反日日本人の真意とは
  8. 「太平洋会議の裏側」;ソ連のスパイ尾崎秀実は何故国共合作を予知できたのか?
  9. 「ソ連共産党をモデルとした第二次近衛内閣」;日本を敗戦させるための伏線とは? 
  10. 「ハメられた松岡洋右とロスチャイルド系クーン・ローブ商会の影」;偽りの日米和平交渉を行った理由
  11. 「日露戦争を望む陸軍と拒絶する近衛文麿」;勝機のあったソ連との戦争を拒否した魂胆
  12. 「東京裁判で隠蔽された近衛上奏文」;歴史教科書の常識を転換させるその内容とは?
  13. 「裏切り者認定された近衛文麿」;朝日新聞が急に近衛を戦犯扱いし始めた理由
  14. 「戦犯とされた近衛の最後の抵抗」;GHQにとって近衛の東京裁判出廷が不都合な理由
  15. 「疑問の残る近衛文麿の自殺」;自殺した書斎の隣で息を潜めていた二人の人物の正体
  16. 吉田茂政権と国際金融資本の影」;彼が戦後日米体制の指揮を任された真の理由
  17. 「戦後左翼のリーダー・風見章」;彼は何故ソ連、中国、北朝鮮の英雄になったのか?

国際金融資本から読み解く日米戦争の真実vol.3

国際金融資本から読み解く日米戦争の真実vol.3 この商品には、ご購入日から1ヶ月の返金保証が付いています。 国際金融資本から読み解く日米戦争の真実vol.3 「歴史教科書が教えない近衛文麿の大日本帝国滅亡計画」〜戦争に導いた7人の日本人スパイの正体 (合計約6時間) 第1章近衛文麿が夢見た敗戦革命の始まり 〜1000年越しの藤原家の野望 「藤原道長の子孫・近衛文麿」 講義1 藤原家と皇室との切っても切れない関係性 「近衛文麿がパリ講和会議で受けた2つの衝撃」 講義2 誤解された近衛の真の人物像 「菅総理と近衛文麿の共通点」 講義3 近衛はいかにして国際金融資本家に取り込まれたのか 「近衛文麿はなぜヒトラーに憧れたのか?」 講義4 水面下で行われた日本共産化計画の全貌 第2章支那事変の扇動と反日革命児の暗躍 〜こじ開けられた大東亜戦争へ向かう扉 「支那事変と朝日新聞関係者の影」 講義5 なぜ近衛内閣には朝日出身者が多いのか? 「支那事変と内閣書記官長・風見章の謀略」 講義6 戦争誘発した卑劣なメディア戦略 「日本で暗躍する国際金融資本の代理人」 講義7 白洲次郎、松本重治、牛場友彦...反日日本人の真意とは 「太平洋会議の裏側」 講義8 ソ連のスパイ尾崎秀実はなぜ国共合作を予知できたのか? 「ソ連共産党をモデルとした第二次近衛内閣」 講義9 日本を敗戦させるための伏線とは? 第3章近衛文麿

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画像:㈱経営科学出版、近衛文麿/国立国会図書館

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