六年前の初当選公約を守った共産・吉良よし子(36)、ドン不破前議長と挑む|令和元年『参院選』

【政治報道】 令和元年七月六日に東京・亀戸にて共産・吉良佳子(東京選挙区)候補と同・不破哲三(庚午)前・議長が街頭演説を行い、墨田・江東区等を共に回った。佳子候補は、初当選した平成二十五年から六年の任期を全う。二期目の挑戦となる。投開票日は二十一日。


参議として六年間、国民の声を聴いて国会へ届けてきた。その中で佳子候補が語気を強めたのは「実感しているのは、政治を動かすのは市民の声だと言う事。」と。ブラック企業名の公表制度の実現は、現場で働く労働者の声があったからこそ実現したと繰り返した。当初、ワタミ等がブラック企業として糾弾された。


国民の声、一票に政治を変える力がある。だからこそ、新しい政治を国民と共に創っていこうという姿勢だ。年金だけで老後が安心できる事や給料の引き上げによって過労死を無くす事、奨学金制度も改善し、金銭の心配のない社会を創りたいと声高らかに演説を行った。


佳子候補は労働者や子をもつ親の世代に特に歩み寄っている。六年前の公約と比べ、変わらず継続する公約は「ブラック企業反対」「脱原発」「消費増税反対」「平和と人権を守るくらし」。以上の四点。


内、ブラック企業・消費増税の反対につき、以前よりもより強化した政策を提案する。また、新たに提言する公約は「学費・奨学金」だ。特に学費の無償化を目指す。既存の奨学金の返済者に対し、最大で二十年の返済後に超過分を免除したい。


報道現在で佳子候補は、一児の母。初当選時より、演説に説得力が増した。やはり、ブラック企業名の公表制度で社会の流れを大きく変えた点は特筆に値する。若手の国会議員でも社会を変える事ができた良い先例となった。今後は、労働者の政策改善に併せ、子育て世代にも寄りそう。母として、更に六年間、国民の声を国会へ届けていく。


一方、不破前・議長の初当選時は三十九歳だった。三十歳で当選した佳子候補の実績に対して「ブラック企業を四百十四社を公開しました。」と称えた。不破前・議長は平成十五年まで衆議、十期を全う。共産内で議長は最高職。現在は空席。


撮影記事:岡本早百合

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