『日本九世代』若者・若手への指針、令和四年に何をすれば良いか

【論説】 皇紀二千六百八十二(令和四、二千二十二)年は、寅千里を走る。投資の格言である。諺「虎は千里往って千里還る」から来ているのだろう。虎は一日で千里(三千九百Km)を往復できる体力・行動力があると云う。日本の国土は三千Km。本年の干支は壬寅。


辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑い、亥固まる、子は繁栄、丑躓き、寅千里を走り、卯跳ねる


本年の金融市場が寅千里ならば、同五年の卯は跳ねる。そして同六年及び七年の辰巳で天井をマークする事になる。その後は下がるので、上昇基調は今後三、四年となる。この格言の確からしさは、記事『寅年の相場格言「寅千里を走る」は本当に縁起が良い?/会社四季報』等が検証している。



<体力・行動力>

 行動力ある銘柄・投資家の内、一部に大きな利潤が齎される可能性がある。少なくとも今後三、四年は金融強化の期間となる。その際に金融市場において外せないのが、政治。日本は幸い令和版「所得倍増」を掲げた岸田総理(丁酉)がおり、好景気を創ろうとしている。本年は「当初予算案」を視る限りは、その下準備(仕込み)予算となる。


他方、米国はバイデン統領(壬午)が二百兆円予算案を通せないでいる。今秋には四年に一度の「中間選挙(国・地方の統一選挙)」の大イベントがあり、政権交代のフラグが立つ可能性がある。中国は金融市場がだだ下がりで、習主席(癸巳)は世界のインフレ基調に付いていけない可能性がある。何故ならば、中国はデフレ対応型でインフレに弱いからだ。


寅年である本年のポイントは体力・行動力。詰まりは、若者・若手優勢の年と成るだろう。こればかりは年齢に抗えない。中堅・シニアよりは若者・若手の方が体力がある。後は行動力。金融が上り調子だからといって、金融のみに邁進してはならない。あくまでも実体経済における実業が欠かせない。


しっかりと実業にて「現預金」の資産を増やし、その流動資産を「有価証券」という金融資産に換え、総資産を殖やしていく。実業在りきに他ならない。これは、平成バブル崩壊からの教訓である。体力と行動力。所詮、体力無くば、行動無くば幾ら賢くとも何もできない。息が続かなければ、大成はあり得ない。




若者・若手の進むべき道

 ここからは若者・若手の指針となる。十八歳未満の社会的影響力が増した事により、「法学世代(便宜上)」を追加し、ハイムのユーザを『日本九世代』として指針を区別する。高校生も一部有権者である為。


若者・若手に入る世代は四十四歳まで。「氷河期世代(後期)」「プレッシャ世代」「ゆとり世代」「脱ゆとり世代」「法学世代」の五世代。ポイントは若者・若手連合軍の創設。若者・若手による新たなマーケット構築である。



氷河期世代(後期)

 社会に出て二十年。社会的スキルや人脈を築いた者が、スピンアウトし、若者・若手を結集させる(兼業・副業等の個人事業主も含む)。既にハイムでも報じている通り、走って上場まで至っている同世代はいる。同世代の肝要は、「ゆとり世代」及び「脱ゆとり世代」の能力解放である。彼らの秘めた能力を解放させ、上の世代の企業群と協業する。



プレッシャ世代

 前年の指針に同じ。特に政経分野にて突出した者が求められる。既にゆとり世代からは衆議が出ており、政界における同世代の代弁者が埋没気味。財界では矢張り上場企業が欲しい所。同世代の存在感が乏しくなりつつあるので、急を要す世代。



ゆとり世代

 前期は、社会に出て十年。アナログとデジタルを連結できる能力を有す。特に氷河期世代(後期)と比べて、デジタル力があるので、デジタル庁を筆頭とする社会のDXに最も貢献できる世代。数年間は確実性高い好景気を享受できる可能性がある。何故ならば、現場はアナログの上の世代が圧倒的であり、求められるのは連結。上の世代とのコミュニケーション能力だ。

現場を見ている限り、ブラッシュアップすれば問題が無い。


後期は、一重に体力が少な過ぎる。我がまま気質を改善し、先輩である同前期に追随する。覚えるべきは上の世代とのコミュニケーション能力。デジタル技術は同前期よりも高いので、他世代の言語が理解できる様になれば、飛躍的に生産性を高める事ができる。こちらもDXの恩恵を受けやすい世代なので、前期に追随できるかどうかが鍵。



脱ゆとり世代

 期待値が最大の世代。環境等の社会貢献及び政治に関心が高い為、非・営利組織と営利組織の違いを理解し、社会的インパクトの増大を図る。コツは非・営利組織と営利組織の両刀使い。うまく連動すれば上場も容易く、B2G(大型安定受注)を実現できる。同時に政治家を輩出していけば、更にパフォーマンスが上がるだろう。特に男子は、礼節を重んじている点が選択肢を広げている。



法学世代

 法律を順次学んでいるだろうが、法律こそが「何ができるのか」「何ができないのか」を決めている事を知る。若い内にやれる事、やれない事を知っておけば、今の自身では想像できない事が選択可能であると分かる。師事するべきは、「氷河期世代(前期)」か「ゆとり世代(前期)」。上の世代とのコミュニケーション能力を教えて貰い、上の世代からの資金調達の準備ないし実行をする。



以上、報道や各種現場等を鑑みて本年の指針とする。一生に一度来るか来ないかの新GoldenAge(黄金期)を逃してはならない。一年の計は元旦にあり。元旦は元日の午前中の事。無論、報道府は若者・若手を代弁する日本唯一の報道機関として、本年も若者・若手の環境を政治・経済・社会にて革新していく。

健闘を祈る。


画像:FPhime

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