黄金の江東区へ、『有楽町線延伸(豊洲-住吉間)』「南北線延伸(品川-白金高輪間)」決定

【社会報道】 斉藤鉄夫(壬辰)国交大臣は、令和四年三月二十八日に東京地下鉄(東京メトロ、代取:本田勝、川澄俊文、山村明義)による『八号・有楽町線延伸(豊洲-住吉間)』及び「七号・南北線延伸(品川-白金高輪間)」の第一種鉄道事業許可申請について許可した。


平成二十年開業の「十三号・副都心線」を東京地下鉄の最後とされていたが、覆った。


新たな両地下鉄の延伸により、国際競争力の強化の拠点である「臨海副都心」や「リニア中央新幹線」の始発駅となる品川駅とのアクセス利便性が向上する。有楽町線の新駅は東西線「東陽町駅」を含み、三駅。南北線では品川駅に初の地下鉄駅となる。全て名称未定。



<城西から城東の決定打>

 城東・有楽町線の延伸部分の開業目標は十年後以降。四.八㌔㍍を建設。総事業費は、二千六百九十億円。整備効果は、国際競争力強化の拠点である「臨海副都心」と「都区部東部」等とのアクセス利便性の向上と「東西線」の混雑緩和。


城南・南北線の延伸部分の開業目標も同じく十年後以降。二.五㌔㍍を建設。総事業費は一千三百十億円。整備効果は、六本木等の「都心部」と「リニア中央新幹線」の始発駅となる品川駅や国際競争力強化の拠点である同駅周辺地区とのアクセス利便性向上。


有楽町線の延伸は、平成三十年に江東区(区長:山﨑孝明)が「豊洲市場」移転の交換条件として、東京都(知事:小池百合子)へ提示。百合子都政が意図的に先延ばし、江東区は苛立ちを隠してなかった。岸田内閣において、漸(ヨウヤ)く四年越しで約束が履行された。


ハイムでは、四年前より記事『銀座・台場・新木場に囲まれる大豊洲の現況』等で江東区「臨海部」と隣接する中央区(区長:山本泰人)の大発展可能性について報じてきた。中央区には五輪関係施設もあり、特別区内としては東京最後の大型のバージョンアップが「城東」となる。



今後十年で若者・若手が十万人

 リニアの始発駅に決定した時より、品川駅周辺は既にビジネス系の再開発が進んでいる。併(シカ)し、豊洲-住吉間は再開発の足踏み感があった。錦糸町駅の南・住吉駅周辺では、先んじて家族向けと単身向けのマンションの開発が日夜進んでいる。新駅周辺も国交省の決定により、若者・若手をターゲットとしたマンション開発等が十年掛けて加速するであろう。


ビジネスの核となる最有力が「豊洲駅」周辺。次いで「東陽町駅」。十一号・半蔵門線と連結する「錦糸町駅」と「押上駅」にも波及効果が見込めそうだ。特に前二駅は、DX時代にビジネス拠点を設ける事ができる余地が大きい。最盛期の「渋谷駅」に匹敵ないし凌駕する可能性を孕む。特に江東区には公園の数と大きさで優位性が高い為、若者・若手からの注目度が確実に上がっていく。


令和二年に江東区は十年間の『長期計画』を策定済み。後八年後に人口五十万人から六十万人を見込む。少子高齢化が進む中、若者・若手を惹きつける江東区は、活力増や税収増の面で黄金時代(Golden Age)を迎える。


尚、令和六年には「環状二号線(外堀通り)」の整備事業も完了する。「有明・豊洲・晴海・勝どき・汐留・新橋・虎ノ門・赤坂見附・四谷・水道橋・神田佐久間町」の十四㌔㍍。


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