ポーランドが火に油を注ぐ「米・核兵器の配備準備が整う。」と|露ウクライナ戦争

【軍事報道】 令和四年四月三日に露・報道機関「RT(旧:ロシア・トゥデイ)」は、ポーランド共和国(波、統領:アンジェイ・ドゥダ)のヤロスワフ・カチンスキ(己丑)副首相が、米・核兵器を自国配備する準備が整っていると述べた旨を伝えた。

もし実現すれば『核戦争』と『第三次世界大戦』の緊張度が飛躍的に上がる。


波は、露の飛び地(カリーニングラード州、リトアニアベルラーシ)と北東で、ベルラーシとウクライナと西で国境に接している。今回の副首相の発言は独・新聞「ヴェルト・アム・ゾンターク」のインタビュ内。副首相は元・首相で「国家安保・防衛問題委」の委員長を務めている。且つ、与党「法と正義」の党首。事実上の実権者。


副首相は「私はドイツの行動に非常に不満を持っています。」と対露政策を非難。併せて、軍事同盟「NATO(北大西洋条約機構)」の東側にて米軍の大幅増を要求した、と伝えた。波は同軍事同盟の一員。



<ドイツからの核兵器>

 四日にRTは、露・戦略研究所であるオレグ・ネメンスキーの警報を伝えた。「(彼は)ポーランドの全ての政治プロセスに根本的な影響を及ぼします。ここでの問題に関する彼の意見は、先験的に非常に重要です。このインタビュでカジンスキは、ポーランドがその領土により多くの米軍を配備し、米国の核兵器の基地を提供しようとしている事を明確に述べました。」と危機感を露わにする。


また露・軍事専門家であるイゴール・カラチェンコが、波の米・核兵器配備を「状況の発展の為に非常にあり得そうシナリオ。可能性が高いです。」との観測を報じた。露「戦略ミサイル軍」のミロスラフ・モロゾフ予備大佐も、その可能性を認めた旨を伝えた。


予備大佐は、米の次の一手として「波の防空システム強化(対空ミサイルシステムとパトリオット)」を挙げた。核兵器は独が保管する二十発からの配備可能性がある。独世論は米・核兵器の存在禁止を支持。波・副首相はこれを念頭に置いているものと思われる。



ロシアの核対抗策

 更に予備大佐は、対する露が飛び地に新たなミサイル複合施設「イスカンダ システム(写真上)」を移す可能性を示唆。そのミサイルは核弾頭を運べる、と言う。既に露はベラルーシから核兵器を配備する為の白紙委任状を受取り済み(報道現在)。


日本は如何に『露鳥戦争』へ巻き込まれない様にするか、如何に『核戦争』と『第三次世界大戦』を防ぐかに、大国として注力すべきだろう。紛争→戦争→大戦とエスカレーションするもの。今回の戦争は「国連(連合国)」常任理事国が当事者である点を忘れてはならない。


大国・露を追い込み過ぎてはならない。小国は大国を煽ろうとしている。日本の報道機関群は小国の良い様にされている。『核戦争』と『第三次世界大戦』を防ぐ為に、逃げ道を中国ではなく、日本が用意すべきだろう。それが和平というものだ。決して日本が煽られる事ではない。


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