プーチン露統領が核兵器の使用は「広島と長崎で二回。」と、ウクライナ四州『併合演説』|露鳥戦争

【政治・軍事報道】 ウラジーミル・プーチン(壬辰)露統領は、令和四年九月三十日にロシア・モスクワ「クレムリン」にてウクライナ東南部・四州のロシア連邦への『併合宣言』を行い、編入条約への調印をした。プーチン露統領はロシアと米欧へ向けて演説を行った。


四州の「住民投票」による意思は権利であり、『連合国憲章』第一条に明記されている点を強調した(民族自決)。


九月下旬に四州は住民投票を実施。露併合を望む投票結果となった。元々、四州にはロシア人が多く居住し、現・ウクライナ政権(統領:ウォロディミル・ゼレンスキー)から迫害を受けていた。四州はルガンスク(LPR)、ドネツク(DPR)、へルソンとザポロジエ。ソ連崩壊後に「バラバラになった、解体された」地域を住民の意思によって取り戻した、という認識。




<中印伯がUN採決を棄権>

 同日にジョセフ・バイデン(壬午)米統領は、この併合を“不正”と非難声明。G7が併合支持国へ“代償”を科す事に合意している点を主張した。追加制裁の対象は露・国会議員や政府高官、当該家族、国際的な露軍への供給業者等。


また、宣言直後にゼレンスキー(戊午)鳥統領は、正式に「北大西洋 条約機構(NATO)」へ加盟申請する旨を表明。同時にバイデン米統領は、米国がNATO加盟国の領土を“隅々まで”防衛するとロシアへ警告した。



併せて、G7外相がロシアへの更なる経済的代償を負わせる共同声明を発表。「NATO」イェンス・ストルテンベルグ(己亥)事務総長は、露鳥戦争以来で「最も深刻なエスカレーション。」と述べた事を英ロイターが十月一日に報じた。


その一日に連合国「安保理事会(写真上)」は、親ロシア派による四州の住民投票を「違法」と非難する決議案を採決。常任理事国のロシアが拒否権を行使して決議案は否決。米欧等の十ヵ国が賛成、中国(主席:習近平)やインド(首相:ナレンドラ・モディ)、ブラジル(統領:ジャイール・ボルソナーロ)等の四ヵ国が棄権した。


グローバリスト(新共産主義者)とロシア

 三十分間に亘る演説にてプーチン露統領は、四州がロシア領になり、「あらゆる手段を使って(米欧から)護る。」と述べた。米欧は何世紀にも亘って“ロシア恐怖症”を抱いており、ロシアに対する明白(アカラサマ)な悪意がある点を指摘。ロシアに於いては、スラブ民族同士を憎しみ合わせる策の事だ=二分化。


「全ての民族が自分達の主権を投げ捨てて、(グローバリストの)支配下に入る様に崩壊・破壊を繰り返してきました。自分達の利益の為に、テロリストの飛び地や支配地、半植民地を世界中につくってきました。」と歴史的事実を伝えた。


「私達は、(グローバリストに対して)平等な協力を求めました。私達は決して、様々なものを彼らから簒奪される事を願ったのではありません。私達は彼らとの平等な関係を願いました。」と、グローバリストとロシアの歴史的経緯を憂いた。



中世からの流れ未だに

 想い起して欲しい事として「自分達は罰せられる事は無いのだ。何をしても良いのだ。と考える様な国に対するロシア人の反抗政治的合意が顧みられない世界。」を挙げた。例えば、長距離弾道ミサイルや戦略兵器の削減等。


「(グローバリストの)西側のみが優れているのだ。その文明のみが世界を支配すべきなのだ。という風に考えています。それはおかしいです。自分の歴史的な犯罪に対する懺悔はせず、他の諸国へ懺悔を求めます。」


中世にグローバリストは植民地政策を始め、奴隷制度やジェノサイド(インドやアフリカ)、支那へのアヘン戦争等を仕掛けた。二十世紀にソ連が「反植民地政策のリーダー的存在になりました。」とし、それは植民地時代にロシア人が略奪させなかった事に起因すると。




<弾圧・搾取と奴隷化・強制>

 「ロシアの文化とロシア語の為に、ロシア正教会・イスラム教・ユダヤ教・仏教の偉大な道徳的価値観に基づき、全ての人に開かれた強力な中央集権国家ロシアを構築する事によって達成されました。」と、米欧に因る植民地主義から防衛してきた事実を伝えた。


大正六年、グローバリストのユダヤ人による「ロシア革命」では、ロシア資産の強奪を画策するも、平成三年のソ連崩壊まで待つ。後に「パートナです。友人です。」とグローバリストが歩み寄り、「一兆㌦単位の資金を流出させた。」と述べた。現ウクライナ政権への揶揄である。


「西側諸国は何世紀にも亘り、他の民族に対して自由と民主主義を齎している、と主張します。併しながら事実は正反対です。民主主義の替わりに弾圧搾取自由の替わりに奴隷化強制です。」と真実を語った。



日本を未だ占領

 また国際法違反につき、歴史上で「核兵器」の使用を許可したのは米国人民だけであり、広島と長崎で二回、米民主党政権下で使用した点を強調。朝鮮・ベトナム等でも非人道的な兵器を非軍事的エリアにて使用。


重ねて、「実際には米国がドイツや日本、大韓民国、及びその他の国を未だ占領しています(新植民地体制≒新共産主義)。同時に、米国は皮肉を込めて対等な“同盟国”と呼んでいます。」と現実を突き付けた。


プーチン統領は「今、彼らは世界で最も貧しい国々の食料安保を確保するという口実で、ウクライナからパンを輸出していますが、それはどこに行きますか?はい、略全てが同じ欧州の国へ行きます。」と。最貧国へは五㌫のみが届けられたと言う。



従順な日欧、護る中露伯

 更に「アングロサクソン人は、最早制裁に満足せず、破壊工作に切り替えました。信じられない事ですが、真実です。」と、グローバル資本が欧州のエネインフラを爆破・破壊し始めた点を訴えた。ロシアは欧州へエネ供給を申し出ていた。これが、現在の物価高騰の主因である。

欧州では、農業も急激に抑制され始めている。日本では『種子法』の廃止や『種苗法』の改正等。


以下が併合によるポイント。

  • 核の使用を排除しない
  • ウクライナとの停戦交渉を求める
  • $と€は誰にも食べさせられない紙切れ
  • 露軍と法執行機関の従業員の「金銭的手当」を増


そして「自分達の命令の下に、全ての世界を従わせ様としているのです。」とプーチン統領は淡々と脅威を知らしめた。コロナワクチンが例だ。何よりも中国だけでなく、インドとブラジルもUNの採決を棄権した点は大きい。


記事:金剛正臣

画像:Путин присоединил к России новые территории. Как реагируют в мире/gazeta.ru、ウクライナ4州「住民投票」非難決議案、ロシアの拒否権で否決…中国など4か国棄権/読売新聞、Russia Vetoes UNSC Draft Resolution Rejecting Referendum Results in Former Ukraine Regions/SPUTNIK、РИА Новости / Григорий Сысоев Перейти в медиабанк

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